名古屋市天白区のバイクショップ「オメガワークス」です。GooBike東海版掲載店。オートバイの買取・販売・修理はおまかせください。
 
 
 
 

 
当店のパートナーシップ・ショップ
カギのことならおまかせ!
 

(1)ガソリンタンクにはガソリンをいっぱいにして、タンク内壁のサビを予防

(2)ガソリンコックは「OFF」
※負圧コック(PRIのあるコック)の場合「ON」「RES」のどちらかにしておく

(3)キャブレーターのドレンボルトを緩め、中のガソリンを抜いておく
 ガソリンを抜く事が出来ない場合、定期的にエンジンをかけてキャブレータ内のガソリンを使ってしまうようにs

(4)バッテリーは外しておいて、気温変化の少ない屋内で保管しておく

 冬期は寒さでバッテリー電圧も下がります。
 定期的に充電して、完全に上がってしまわないように気をつけましょう!



ワコーズから「FUEL−1(ヒューエルワン)」という、ガソリン添加剤が出ています。
保管前にこの添加剤をガソリンに混入することで、
・タンクの酸化サビを抑制
・ガソリンの劣化(着火性の低下)を防止
によって、始動時のエンジンのかかりが良くなるそうです。

実際に私のバイクを5ヶ月動かしてなかったのですが、キャブ内のガソリンの変色劣化もジェット類の詰まりもなく、簡単にエンジン始動できました。

 

 販売元:WAKO'S

・定価 1500円/1本
・ガソリン50Lに対し1本と経済的
・高性能清浄剤を高濃度配合
・キャブレータ/インジェクター/吸気バルブ/燃焼室に堆積した
 カーボン・ガム・ワニスなどのデポジットを除去
※本製品一本使用後に約70%のデポジット除去結果が認められた
・ピストンヘッド/シリンダーヘッドを清浄化し、圧縮比を回復させ、
 ノッキング防止し、燃焼効率加速性能を向上


「なにを、いまさら!」と怒られそうですね。
では、そもそも暖機運転とはいったいなんなのでしょう?

これも諸説いろいろありまして、
「暖機運転はしたほうが良い」
ことはわかっていても。その理屈となると意外に怪しい・・・。
「バイクショップには、暖機運転してから乗ってくださいね。」
「暖機運転をキチンとしておくと、バイクの寿命がのびますよ」
そうは言われたものの、何をどの程度するのかはキチンと教わってない・・・、
という方が多いと思いのではないでしょうか。

ただ、諸説いろいろあるのも事実で、ここで紹介することが絶対に正しいとも思っていません。
あくまで「暖機運転の一つの考え方」として、ご理解くださいませ。
もっといい方法があれば、私も教わりたいですし・・・。

※一応、4サイクルエンジンを前提に進めていきますので、ご了承くださいませ。
今回、当店の極めて博識なお客様のご意見を伺い
「やっぱり大事なんだなぁ」と思い改めながら書いております。
Gさん、ありがとうございました。


  
エンジン内部はオイルがうっすらと表面に皮膜があるおかげで、湿気や空気から遮断されています。
そして、部品同士が直に接することがなく、滑るように動く事ができます。
これがオイルの大きな目的である「防錆」と「潤滑」です。

ところが、長期間動かしてないと、エンジン内部のオイル分は重力で次第に下に落ちてしまって、
その効果が落ちてしまうのです。
その状態のまま、急激にエンジンを回転させれば、部品同士がお互いをキズ付け合うことにもなり、
エンジン内部をひどく傷つける危険もあります。
 「そんなおおげさな!」と思われるかもしれませんが、
1週間動かさない程度でも、エンジンのかけ始めの抵抗感は意外とあるものなんです。
だから、1週間に1度程度はエンジンをかけてエンジン全体にオイルを回しておく事は大事なことなのです。

長期間、不動にしてしまった場合はキックが付いていればオイルを回すように空キックを行ったり、
プラグを外しシリンダー内に少量のオイルを垂らしこんでからセルを回してやるなど、
オイル馴染みをさせてから「本始動」した方が良いです。

これは暖機運転以前のことですが、エンジンの寿命に結構影響することなので、
長期間不動のバイクを始動させるときはお気をつけください。


  
暖機運転というと、アイドリング回転でしばらく温めることと思っている方が多いのではないでしょうか?
実はアイドリング回転数のまま放置しておくのは、あまり良くないという意見もあるのです
(もちろん、全てのエンジンが違うのですから一般論にはなりますが・・・)。

アイドリング回転程度では、エンジンオイルをヘッド(エンジンの一番高い位置)まで持ち上げるのに
十分な油圧がかかっていない場合があるのです。
つまり、そのままではカムシャフトあたりは付着しているオイルと、
ヘッドに溜まっている少量のオイルだけで潤滑していることになります。
そのまま長くアイドリングし続ければカムシャフト付近は、
いずれオイルが不足して十分に潤滑できなくなることにもなります。

実際、某名車の持病といわれている「カムのかじり」は、
アイドリング暖機のしすぎが現因の一つとも言われているのです。
低めのアイドリングで音を楽しむユーザーが多い某メーカーのバイク・・・。
良識あるディーラーメカニックさんは、点検時にお客さんに油圧が低くなる低回転アイドリングの危険を
お客さんに説いているそうですよ(大変ですね)。
また一方で、エンジンを構成している部品は、熱によって膨張した状態ではじめて
適正なクリアランスになるように設計・調整されているのです。
暖機不足の状態では、ピストンやシリンダーを始め、エンジン部品がキチンと熱膨張してない状態にあるため、

・部品同士の隙間(クリアランス)が広く、混合気が圧縮不足
・ガスケットの密着が十分でないところからオイルにじみや漏れが起きやすい

など、あたたまってない機械を無理に動かせば、その負担は機関に悪影響することになるのです。

このように、

・オイルをエンジン全体にまわしてあげること
・オイルと全てのエンジン部品を熱膨張させて適正な状態に準備すること

が「暖機運転」のポイントと考えられます。


 
愛車を永く好調を維持して、大事にしていくための「暖機運転」。
機械の理屈を知っておいて、ちょっと気をつけてみてはどうでしょう?

(1)始動後、アイドリングより少し高めにアクセルを当てて全体にオイルをまわす
 3千回転あたりを目安に手でアクセルホールド。
 エンジン上部までオイルが回るように油圧を高めながらしばらく待ちます。
 冷えている状態での無理なレーシング(空吹し)は、返ってエンジンを痛めてしまうのでNG。

(2)シリンダー/ピストン周りが熱膨張しているかは、軽く吹かして確認する
 部品一つ一つが膨張してクリアランスが狭くなりはじめる頃は、オイルも同様に温まってきています。
 軽く空吹かししてエンジンが「軽く回る」頃合いがエンジン暖機完了の目安です。

(3)1速に入れる直前は「クラッチの二度切り」でミッションに優しくつなぐ
 「ガツンッ!」
 と、1速に入れるとき衝撃があるのは、クラッチ周りの動きがまだ渋いためであり、
 その衝撃はミッション関係の部品を痛めかねません。

 最初はクラッチレバーを何度か握りこんで、
 しっかりとクラッチ関係の部品をオイルに馴染ませてから1速に入れれば、かなり衝撃は少なくなります。

 暖機直後だけでなく、普段の発進時にも「クラッチ二度切り」は有効です。
 クラッチ・ミッション周りもいたわってあげて下さい。

(4)タイヤ/チェーン/ブレーキも「暖機運転」が必要!
 ・昨今のタイヤは温まってはじめてグリップ性能が発揮されるタイプが多い
 ・チェーンも冷えている時に無理させれば「片伸び」の原因になる
 ・ブレーキパッドもタイヤ同様、ある程度温まって制動力が高まってくる
 つまり、エンジン以外の部品も温めてあげる必要があり、
 走り始め5〜10分はバイク全体を「暖め、馴染ませる」ことが大事。
   
このように愛車を大事にしていただく上で「暖機運転」の役割は非常に大きく、
「高いオイルを入れておけばなにしてもOK!」
ではないのです。
なんといっても「機械は正直」なんですよ。
持ち主が気を使ってくれた分だけ、永く好調であり続けてくれるはずです